車のエアコンについている「S -FLOW」って書いてあるボタン。
いままでよくわからずスルーしてきましたが気になったので調べてみました。
S-FLOWとは
まずは公式サイトで確認すると・・・
S-FLOW(Save energy + airflow control)を開発
―乗員のいる位置だけを空調し、快適性保持および向上 と 燃費向上を両立した(世界初)
引用:トヨタ自動車75年史
S-FLOWのSはSAVE(節約)のことだったんですね。
ちょっとわかりづらいネーミング・・・
ネーミングはわかりづらいですが、乗車人数に応じて空調をコントロールし、
燃費を向上させるといういかにも現代的な省エネシステムのようです。
2011年にレクサスGSにはじめて採用された、世界初の画期的なシステムなんですね。
このようなマークがついているのが「S-FLOW」ボタンです。
1~2人だけなら常時ON
「乗員のいる位置だけを空調し、」とありますが実際には前席だけに座る場合、有効に作動します。
つまり、運転手だけか運転手と助手席に座っているときに空調をコントロールしてくれます。
運転席、助手席のみの利用の場合は、常時ONにしましょう。
1人か2人かは自動で判断して、風の流れをコントロールしてくれます。
このボタンを押すだけで、燃費が向上するなら絶対ONにしておいたほうがいいですね。
後部座席に人が乗るならOFF
後部座席に人が乗るならOFFにしましょう。
通常の使いかたということですね。
車内全体の温度をはかり、コントロールしてくれます。
うっかりONにしたままだと後部座席の人は、空調があまり効いてない状態になりますので小さなお子様のいる家庭は気をつけましょう。
リアエアコンを使える車ならS-FLOWボタンでOFFにできる
わが家では小さい子供がいるので、後部座席にも独立したエアコンをつけましたが、ちょっとした困りごともありました。
後部座席のエアコンをONにすると、リアのエアコンがついているか、いないのかがリア確認用のボタンを押さないとわかりません。
いったん、車をおりて次に乗るときが1人だけの場合、リアのエアコンがつけっぱなしになっていることに気づかないまま運転していたということが、よくありました。
これではムダなエアコン使用のせいで燃費がわるくなり、もったいないですね。
そこで
1人または2人で乗るときは、「S-FLOWボタンを押すこと」を約束ごとにしておけば、
リアのエアコンがつけっぱなしになるのを防げます。
S-FLOWは前席の空調をコントロールするシステムなので、ONにすることによってリアのエアコンは自動でOFFにしてくれます!
リアのエアコンがついているか、いないかをいちいち確認する必要がなくなるので、作業の手間を省くことができます。
「前席のみの時は、S-FLOWをON」ということを確認するだけでリアエアコンのつけっぱなしを防げますので、ぜひやってみてください。
まとめ
- S-FLOWボタンは「乗員のいる位置だけを空調し、快適性保持および向上 と 燃費向上を両立した」世界初の画期的なシステム。
- 前席のみ座る場合に空調をコントロールします。後部座席に座る場合はOFFにしましょう。
- リア独立のエアコンがついている場合、S-FLOWボタンを押すことで、自動的にリアのエアコンがOFFになります。前席のみに座る場合、S-FLOWボタンを押すことを習慣づけることによってリアエアコンのつけっぱなしが防げます。
いかがでしたでしょうか。
S-FLOWが世界初の画期的なシステムだなんて、正直おどろきですよね。
少しでも燃費を節約したいかた、世界初の画期的なシステムを使いこなしたいというかたは、このボタンの特性をよく理解して有効に使ってみてくださいね。
ではまた。
参考:トヨタ自動車75年史
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